お彼岸とはいつ?時期は?やることは?
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もうすぐお彼岸と聞いたけれど、お彼岸っていつのことなんだろう?そう思っているあなたへ、お彼岸の時期やどんなことをする行事なのか、を分かりやすくご紹介します。
お彼岸とはいつのこと?
お彼岸というと、お墓参りやおはぎなどをイメージする方が多いと思います。しかし、いつ?何のために?と言われると、きちんと答えられる方は少ないのではないでしょうか。
お彼岸とは、春と秋の年2回ある日本独自の伝統行事で、ご先祖様や故人を偲び感謝する期間とされています。
さらに、「彼岸」とは「あの世」、逆に「この世」は「此岸(しがん)」と、仏教用語では言われています。
そのためお彼岸は、色々な迷いや煩悩のある此岸から、悟りの境地である彼岸へ到達出来るよう、自分の日々の行いを見つめなおして、善い行いをする期間でもあるのです。
お彼岸の時期に秋と春があるって知ってた?
お彼岸とは、具体的にはいつになるのでしょうか。
お彼岸の時期は、3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」を中日として、前後3日間を含めた7日間をお彼岸と呼びます。春のお彼岸を「春彼岸」、秋のお彼岸を「秋彼岸」とも呼びます。
春分の日は3月20日頃、秋分の日は9月23日頃ですが、年によって変動するため、お彼岸の時期も年によって若干異なります。
2017年の秋彼岸:9/20~9/26
2018年の春彼岸:3/18~3/24
2018年の秋彼岸:9/20~9/26
ではなぜ、春分、秋分の日なのか。
春分、秋分の日には、太陽が真東から昇り、真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じとなります。このことが、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなる日だと考えられ、その期間に自分を見つめなおし、先祖供養をする習慣が根づいたのです。
お彼岸にやることは?
お彼岸にやることは、地域に根付いた風習などの違いもあり、それぞれの家によって違います。そのため、女性においては嫁ぎ先でお彼岸に対する習慣が違った場合は、戸惑うことも多いですね。
しかし、先に記したようにお彼岸が先祖供養の日と考えると、あまり難しく考える必要はないことが分かります。
・家族揃ってお墓の掃除をし、お参りする
・仏壇の周りを掃除する
・おはぎや故人の好きなだったものをお供えする
などが、一般的なお彼岸の習慣となっています。
ちなみに、お彼岸にはおはぎをお供えすることが多いですが、中にはぼたもちという人もいたりしますよね。おはぎとぼたもち、何が違うのか疑問を持ったことがある方も少なくないでしょう。
実は、おはぎとぼたもちは同じもので、食べる時期が異なるだけなのです。漢字にしてみると「お萩」と「牡丹餅」。正確にいうと、春のお彼岸に食べるのがぼたもち、秋のお彼岸に食べるのがおはぎ、ということになります。
さいごに
お彼岸の意味を理解し、今の自分があることのご先祖様への感謝の気持ちを示すことが、お彼岸の正しい過ごし方と言えます。
忙しい毎日を少しだけ忘れて立ち止まり、今の自分を見つめなおし、家族揃ってご先祖供養をしたいものですね。
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