VDT症候群とは?症状と原因について|ぷち知恵袋
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目が疲れやすくなった、物がぼやけて見える、視力が落ちた…それって病気かもしれません!
パソコンを長時間使う人に多い「VDT症候群」って、一体どんな病気なんでしょうか?
記事では、VDT症候群についてその症状と原因をご紹介します。
あなたの目の症状、頭痛、吐き気、めまい、全部パソコン作業のせいかもしれません!
VDT症候群とは?
現代人に多く、患者数も増加していると言われている新しい病気「VDT症候群」とは、どんな病気かご存知ですか?
簡単に言うと、パソコンやスマートフォンなどの機器を長時間使うことによって起こる様々な症状のことを「VDT症候群」と呼びます。
※VDT(Visual Display Terminal)=(パソコンやディスプレイなどの)表示機器
分かりやすい症状として眼精疲労や視力の低下があることから、目の病気として取り扱われることが多いです。別名をテクノストレス眼症ともいいます。しかし、症状はそれだけではありません。
症状には「体・身体」にあらわれるものと、「精神」に影響を与えるものがあり、重症化すると日常生活に支障が出ることから近年注目されています。
では、どのような症状がVDT症候群に該当するのか?詳しく見ていきましょう。
< 「コンピューターのディスプレイ表示機器を使用した作業を長時間続けたことにより、目や体、心に支障をきたす病気のこと」
VDT症候群の症状
身体的な症状
目の疲れ・痛み
パソコン作業中は、ディスプレイを凝視してしまっていることが多く、瞬きも自然と少なくなっています。
そのため、眼球が乾きやすくなり、傷つきやすい状態になっています。
さらに、ディスプレイの人工光や反射光によって、眼精疲労が起こりやすくなるんです。
視力低下
ドライアイ
なども、立派なVDT症候群の症状に該当します。
目に異常な疲れを感じたり、目がかすむ、物がぼやけて見えるなどを感じたらVDT症候群かもしれません。
肩こり、首の痛み
キーボードを叩き続けたり、長時間、同じ姿勢をとっていることで筋肉疲労が起こります。
血行が悪くなり、首から肩にかけてこりや痛みが生じやすくなります。
また、眼精疲労が原因となって、肩や首の不調が現れることもあります。
腕、手、指の痛み
肩や首の痛みから、腕にも痛みが広がることがあります。
この症状は軽視しがちですが、「だるい・疲れる感じがする」という症状から「しびれる」ようになり、最後には激痛へと悪化することもあります。
また、長時間のパソコンへの入力作業によって、手指の炎症をきたす場合もあります。
精神的な症状
疲れ目や肩こり等の初期症状を放置しておくことで、体への負担がたまり、下記のような症状を引き起こします。
頭痛
吐き気
めまい
睡眠障害(強い眠気、不眠症)
食欲不振、過食
生理不順
その他体調不良(動悸、耳鳴り、痙攣等)
イライラ、不安感の増幅
抑うつ状態
特に、抑うつ状態になるまでストレス症状をためこんでしまうと、パソコンを使っていただけで「うつ病」になってしまうという怖い病気でもあるんです。
「もしかして、これってVDT症候群かも?」と思ったら、症状が悪化しないよう気を付ける必要があります。
自分はVDT症候群?と不安な方は…
>>自分でできる自己診断【VDT症候群チェックシート】
VDT症候群の原因
VDT症候群は、表示機器を長時間おなじ姿勢で使用することによる筋肉の緊張・疲れが原因です。
表示機器(VDT)に該当するのは?
- パソコン
- スマートフォン
- タブレット
- テレビゲーム
- ポータブルゲーム 等
ディスプレイから発する電磁波・ブルーライトも原因?
眼精疲労などは、このブルーライトをカットすることで軽減できることもありますが、表示機器から発せられる電磁波・ブルーライトがVDT症候群の主な原因ではありません。
VDTからの電磁波はほとんど問題ない低レベルのものといわれています。
- じっとディスプレイを見続けている
- 長時間の同じ姿勢で筋肉が緊張する
- ディスプレイ、キーボード、書類の間を視線が頻繁に移動することで疲労する
さいごに
いかがだったでしょうか?
VDT症候群について、正しく理解していただけましたか?
パソコンを使うビジネスマンなら、何かしらの体の疲れや症状を感じている人が多いと思いますが、それはれっきとした病気かもしれません。
「ただの疲れ」とほうっておかず、パソコンへ向かう姿勢など出来ることから気を付けて、症状が悪化しないようにしましょうね。
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