お中元を喪中の相手へ送るときのマナー!お葬式や葬儀があったら?
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そろそろお中元の季節。でも贈り先の家でお葬式・葬儀があった年は、贈るべきか贈らないべきか悩みますよね。今回は、喪中の相手へ失礼にならない、お中元についてのマナーについて詳しくご紹介します。
お中元を喪中の相手へ送るのはマナー違反?
そもそもお中元とは、一年の半分が過ぎ、お世話になった相手への感謝の気持ちや、一年で一番暑い時期に相手の体調を気遣う、といったような気持ちを込めて贈るものです。
また喪中とは、葬儀があってからの一年間、故人を悼みお祝い事を慎む期間です。
つまり、お中元は感謝の気持ちを相手に示すということなので、祝い事とは関係がなく、喪中の相手にお中元を贈ることは一般的には全く問題ないと考えられています。
逆に自分が喪中だった場合にも、お中元を贈ってもマナー違反にはなりませんので安心してください。
お中元をお葬式があったお宅へ送るときの注意点
喪中の相手にお中元を贈ることは問題ないとお伝えしましたが、贈る場合に注意するべきことが3つあります。
1、お中元を贈る時期に配慮しよう
一般的には、お中元は四十九日が過ぎてから贈るのがいいとされています。
中には気にしない方もおられますが、やはり四十九日までは何かとバタバタとして
気持ちも落ち着かないので、相手のことを考えるとそれ以降に贈るのがいいでしょう。
贈る時期がお中元の時期を過ぎてしまった場合は、暑中御見舞や残暑御見舞などとして時期に合わせた名称で贈りましょう。
2、熨斗は普通のお中元と違う!
通常のお中元に使う紅白の水引のついた熨斗は、喪中の相手には適していません。相手方が喪中の場合は、無地の熨斗や短冊を使うのがマナーです。
表書きは、「お中元」「暑中御見舞」「残暑御見舞」などと贈る時期に合わせて書きます。デパートなどでお中元を購入するときは、相手が喪中であることを伝えるときちんと対応してくれますので、相談してみましょう。
3、贈る品物は負担にならないものを
喪中の家では、お中元の他にも、お盆には御供え物が届いたり、何かと頂きものが多くなりがちです。
相手に負担をかけないためには、生ものや賞味期限の短いものなどは避け、保存がきくものや日用品などを贈るといいでしょう。
お中元を葬儀後に受け取るのは嫌!そんな人へはどうすれば?
一般的には、喪中の相手にお中元を贈ることは問題ないとされていますが、もしかしたら、中には葬儀の後で気持ちの整理がつかず、お中元の品物を受け取ることを遠慮される方もいるかも知れません。
そんな時は、相手の気持ちを一番に考えて、無理にお中元を贈る必要はありません。とはいえ、何もしないのは寂しい気がします。
近くに寄った際にお線香をあげさせてもらったり、遠くの相手なら電話や手紙の
暑中見舞いや残暑見舞いの挨拶で、相手を気遣う気持ちが伝えられればそれで十分です。
さいごに
喪中の相手へお中元を贈るには少し配慮が必要ですが、基本的には「相手を気遣い、感謝の気持ちを伝える」のがお中元です。いつものお中元に一筆なぐさめの言葉を添えるなどすれば、より気持ちが伝わり良い関係が築けることでしょう。
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