花粉症の薬が効かない!諦めるしかないの?【舌下治療の効果と副作用】
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病院で薬を処方してもらうけど、
効かない人に朗報です。
花粉症を根本から治す、最新の治療法が話題です。
舌下治療法と言う「免疫療法」なのですが、
ご存知でしょうか?
記事では、この舌下治療法について詳しく解説しています。
花粉症の症状が悪化している人には、
ぜひ試してもらいたい方法ですので、
一度読んでみてください。
花粉症の薬が効かない!もう諦めるしかないの?
病院で処方される
飲み薬などの内服薬や目薬のような外用薬ですが、
スギ花粉で引き起こされる症状を改善させるものです。
そう。
改善しかしてくれないのです。
つまり、
花粉症という症状を
根本的に治療する薬というのは、
現時点では存在しないんですね。
そこで、最近話題になったのが
「免疫療法」と呼ばれるものです。
これは、花粉症の症状が出る前から治療を開始し、
スギ花粉が飛び交う季節に症状が出ないように予防するものです。
「免疫療法」は、
現状では花粉症を治し得る唯一の治療法とされていますが、
全員に効果があるとは限りません。
ただ、全体の60~80%の方には効果があると言われていますので、
花粉症で本当にお困りの方には、ぜひ一度試してもらいたいと思っています。
花粉症の舌下治療 その効果は?
では「免疫療法」とは、
具体的にどんな治療法なのでしょうか?
「免疫療法」では、
病気の原因となる物質を
あえて少ない量から徐々に体内に入れます。
そうすることで、
アレルギー反応を緩やかにし、
症状を治していきます。
免疫を高めていくんですね。
免疫療法には、
「注射」と「舌下療法」があります。
ここでは舌下療法について詳しくご説明します。
舌下療法の方法ですが、
シダトレンという名前のスギ花粉を含むエキスを舌の下に滴下します。
その後、
舌の下に保持したまま2分間そっとしておき、
その後に飲み込みます。
やることはこれだけです。
これを最初の2週間で徐々に量を増やしていき、
3週目からは同じ量の薬を毎日舌下投与します。
1回目の舌下投与の際は、
患者さんの変化を専門医の先生が見ながら医療機関で行ないますが、
以降は毎日自宅で行う事が可能です。
この治療は、
スギ花粉の飛散が始まる3ヶ月以上前から開始すると効果的で、
安全に行なうために花粉の飛散する時期には開始できません。
そのため、1月中旬から5月末は治療を開始できないと考えてください。
最初は2週間に1回、
その後も月に1回の通院が必要ですが、
毎日の通院は不要です。
花粉症の舌下治療に副作用はあるの?
免疫療法である舌下治療法ですが、
この薬はどこでも処方できる訳ではありません。
あらかじめ教育講習を受けた
医師しか処方することができません。
医療機関は限られてしまいますが、
この治療法が自分に合えば、
花粉症に免疫をつけられるかもしれない期待できる治療法です。
あらかじめ処方可能な医療機関を確認してから受診しましょう。
この舌下療法ですが、
重篤な副作用はきわめて稀だといわれています。
※海外の実績による
従来は、注射による方法が一般的でしたが、
それよりもかなり安全とされており、
最新の治療法として話題になっています。
しかし、
軽い副作用がみられるケースもありますので、
治療時にはその点をよく理解しておく必要があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本人の4人に1人ともいわれる花粉症ですが、
個人の予防(手洗い、うがい、マスク、メガネ等)に加えて、
症状の強い場合は点鼻薬、点眼薬、内服薬などを使用し、
この時期を乗り切っていた方が多いかと思います。
最新の花粉症対策である免疫療法に関しては、
今後時間をかけてですが、
治療選択肢の一つとなる可能性があります。
まだ日本で免疫療法の具体的効果に関してはわかりませんが、
これまでに主に海外で発表されている医学論文などでも、
期待できる効果が指摘されています。
花粉症で本当につらい想いをしている方は、
ぜひ一度検討してみてください。
なお、この治療法には時間がかかります。
毎日の舌下投与を4年以上行うことになります。
それだけ、根本から改善していく治療なんです。
そのため、
従来通り花粉の時期の数ヶ月間だけ、
飲み薬等での治療を繰り返すほうがよいか、
毎日舌下免疫療法をするのがよいかを
しっかり専門医に相談してくださいね。
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