初盆のお供え物を送るなら?相場は?のしの書き方は?マナーは?
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人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを「初盆(はつぼん)」又は「新盆(にいぼん)」と言います。
亡くなられてから1年経っておらず
まだまだ悲しさが残る時期のため、
丁重に執り行われます。
そんな初盆へお供え物を送るなら、
何を贈るとよいのでしょうか?
記事では、定番のお供え物をご紹介します。
また、お供え物の相場、のしの書き方、マナーなどもお伝えしますので、ぜひ参考にして、失礼のないように心がけましょう。
初盆のお供え物を送るなら何がいい?
故人を偲ぶ気持ちから、
初盆・新盆にお供え物を送る人も少なくありません。
親族ならば当たり前ですし、
親しかった友人へのお供え物も身内の方に喜ばれます。
では、どんなものをお供え物として送るのがよいのでしょうか?
◆お線香
お仏壇で使うことから、
定番のお供え物となっています。
一方で、定番で人気すぎて「たくさんもらって困る」という意見が多いのもお線香です。
お葬式業者(初盆を取り仕切る業者)がサービスでくれることもあります。
無難ではありますが、身内の方に喜ばれるお供え物とは言えません。
◆お花
贈り物で、お花というのはどの行事においても喜ばれるものです。
お葬式や一周忌などの場合は”菊の花”と決まっていますが、
お盆には特に決まりがありません。
フラワーギフトなどで選ぶのが無難です。
アレンジメントを送る人も多いので、失礼ということはないでしょう。
ただし、真っ赤な薔薇が喜ばれるワケではないので、空気を読んで、すみれやかすみ草など儚げな花がおすすめです。
「御花料」として現金を現金書留で送る方法もあります。
◆お菓子
こちらも定番のお供え物です。
供えていただいた後に、身内の方で分けてもらえるので、冷菓の詰め合わせなどは喜ばれます。
ただ、どうしても季節柄で”ゼリー”を送る人が多いので、それ以外だと喜ばれるかもしれません。
できるだけ日持ちのするものを選びましょう。
★生前好きだった食べ物を送る
絶対やめてください!
亡くなった方がお年を召した方なら良いでしょうが、まだ若くして亡くなった場合、遺族がショックを受ける場合があります。
あんなに好きだったのに、もう食べることができないのですから。
まだ1年経っていない初盆では、特に配慮しましょう。
◆果物
こちらもお供え物の定番です。
箱入りの果物や、
果物の詰め合わせがおすすめです。
フルーツはあまり日持ちしないので
瓶詰めのものにしたり、気を遣うと喜ばれます。
◆現金
初盆には、現金を渡す習慣があります。
ただ、郵送する、というよりは、直接会った場合に渡すものです。
もし、初盆でお墓参りに参加したり、直接お線香をあげに行くのならば、
5,000円程度を封筒に包んで持って行きましょう。
なお、よほどお世話になった親戚の場合には、1万円程度払う人もいます。
◆お供え物の相場
故人との距離にもよりますが、
お供え物は、大体3,000円~5,000円の金額で用意しましょう。
あまり高価なものだと、相手の身内も恐縮してしまいますので、
3,000円のもので十分です。
◆ちょっとNG?
夏の季節には、
コーヒー・紅茶やそうめんのギフトセットをよく見かけます。
個人的には、これらはお中元っぽくなってしまうため、お供え物とはちょっと違うかなぁと思っています。
でも、そうめんを送ったという話はよく聞きますね。
故人へのお供え物ですから、
上記を参考に、あまり特別なものではなく、定番で無難なものを選ぶようにしてくださいね。
初盆のお供え物 のしの書き方は?
お供え物には、必ず熨斗(のし)をつけるようにしてください。
◆のし紙の種類と表書き
初盆へのお供え物には、
下記条件ののし紙をつけましょう。
【表書き】「御供」か「御供物」
【水引】藍銀(蓮絵入り・なし)か黄銀(5本か7本)
【結び】結切りかあわじ結び
なお「御仏前」「御佛前」などの表書きは、現金をお供えするときに使います。
◆お供え物に現金を送る場合の封筒
【表書き】「御佛前」「御仏前」か「御供物料」「御提灯代」
【水引】黒白か黒白銀か黄白(5本か7本)・双銀の7本か10本
【結び】結切りかあわじ結び
◆送る時期
お供え物を送る時期ですが、
実は地域によって少々異なります。
8月中旬をお盆とする地域では、8月10日前後に送ります。
関東の一部の地域では、7月下旬がお盆のところがあります。
基本は”お盆の前日までに送る”ことを守ってください。
初盆のお供え物のマナーは?
お葬式と違い、お盆のルールはそこまでカッチリとはしていません。
ですが、マナーとして気をつけたり注意してもらいたいことがあります。
◆郵送でも良いの?直接?
新盆は、ご親戚などの訪問もあると思いますので、無理に訪問する必要はありません。
先方も「気にかけてくれている」というのが分かれば、嬉しく思います。
人寄せをする地域もあるので、もしも直接行く場合には、必ず事前に連絡を入れておきましょう。
お供え物の渡し方としては、「○○さんにお供えください」と一言添えて渡しましょう。
◆手紙を添える
必ず必要なわけではありませんが、
家族・親族・親戚など身内の方は手紙があると嬉しいと思います。
簡単な挨拶を、メッセージカードで添えるだけでもいいですよ。
なお、短い一文でよければ、こんな言葉はいかがでしょうか?
ご仏前に供えていただければ幸です。」
「追悼の想いを込めて。(名前)」
これだけでも十分気持ちが伝わりますし、遺族にとっては大変有り難いことなので、あまり難しく考えなくて大丈夫です。
◆つながる連絡先を書く
初盆は、いただいたお供え物に対して、お返しをする習慣がありません。
しかし、頂き物についてお礼はしたいものです。
送ったものが届けば、そのお礼として相手が連絡をとりたがるかもしれません。
そのため、宅配便などの伝票には、
家の固定電話などではなく、連絡がとりやすい電話番号を書きましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
初盆は、堅苦しいマナーはあまり無い行事なので、故人への思いを込めて、お供え物を選んでみてください。
身内の方も、その気遣いにきっと喜んでくれるはずです。
もちろん、故人の方も、お盆に現世へ戻ってきて、あなたの気遣いを見ていると思いますよ。
「初盆のお供え物」についての情報提供、大変参考になりました。
これらの事項について質問させていただきますがいいでしょうか。
1.1軒で「2名/ご夫妻の初盆」があります。
2.その場合、お供え物は(2名分)ですか、(1件)として取扱いすればいいでしょうか。
教えてください。