乳頭混乱に頻回授乳!そのうえ哺乳瓶を嫌がる我が子の育児奮闘記
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私は約1年前、27歳の時に第一子を出産しました。生後10か月になる今でこそ順調に母乳育児を楽しんでいますが、出産直後は母乳が思うように出ず、赤ちゃんの体重も増えずで、悩む日々が続いていました。
完母で育てたいという願望はすぐに打ち砕かれた
元々私は妊娠中から「出来るだけ完母で育てたい」という気持ちが強く、生まれる前から乳腺マッサージなど念入りに行い準備をしていました。
しかし無事に長女が生まれてほっとしたのもつかの間、母乳が足りていないという問題に悩まされることになったのです。
初産ということもあり、もちろん初めから母乳がたくさん出るわけもなく、また病院の方針もあり最初のうちは母乳の後にミルクを飲ませるというやり方をしていました。
乳頭混乱が不安なうえ、どちらも飲んでくれない娘
乳頭混乱の不安について助産師さんに尋ねたところ、「ほとんどのお母さんが何か月か後には完母になるから大丈夫ですよ」とのことでした。それを信じて、入院中はおっぱいをあげてからミルクを足す、ということをしていました。
しかし、長女は病院にいるときからどちらもそれほどたくさんは飲んでくれず、少し不安を抱きながら1週間後退院となりました。
母乳量を増やすため頻回授乳を繰り返す日々
「母乳を増やすにはとにかく泣いたらこまめに吸わせること」と教えていただき、そのとおりに1時間でも30分でもお腹が空いて泣くたびにおっぱいをくわえさせました。
また、あまりに頻繁にお腹を空かせるようならミルクも用意したりと頑張って飲ませようとしたのですが、やはり母乳の量が出ていないようで嫌がって口を離してしまい、またすぐにお腹が空いて泣いていました。
赤ちゃんの体重が増えないストレスで母乳が出ない
案の定、2週間後の健診の時点ではあまり体重が増えておらず、助産師さんに「ちゃんと飲ませていますか?ミルクもしっかり足してくださいね」と注意を受けてしまいました。
しかし、長女のほうはあまり哺乳瓶が好きではないようで、少しお腹が満たされたらすぐに飲むのをやめてしまいます。そして哺乳瓶は嫌がるのです。
体重が増えていないと分かってからは、もう毎日心配で授乳のたびに私が半泣きになっていました。今思えばこの時期はそういうストレスもあって母乳が出にくくなっていたような気がします。
助産師の母乳マッサージを教えてもらい実践
元気に育ってくれるなら、別に完母でなくてもいい!と思い始めていたのですが、それでも、少しでも母乳量を増やさなければと、私より少し前に出産した友人に相談してみました。
すると、助産院の方に教えてもらったというマッサージ法を教えてもらいました。
そのマッサージ法のやり方は、指で乳輪の外側あたりをつまんで対角線上に押し広げ、絞るように軽くつまむという動きを交互に、色んな角度から行うものです。
自分でやってみると、病院でしてもらったマッサージより全く痛くなかったので、しばらく続けていると、ピュッと軽く母乳が出てくるようになりました。
これで少し気持ちが楽になり、まだ量は少ないものの授乳の時間を楽しむ余裕が出てきました。
授乳間隔もアドバイス通りにしたら胸がパンパンに張るように!
また、もう一つアドバイスを受けたのが、産まれてすぐは夜中であっても極力3時間以上授乳間隔を開けないことです。
産後疲れの体にはなかなか厳しいものでしたが、夜ぐっすり寝ているときもアラームを付けて時間になったら起こして授乳する、という方法をしばらく続ける事にしました。
この2つを1~2か月ほど続けた結果、だんだん母乳の量も増えてきて3時間ほど間隔があくと胸がパンパンに張るようになりました。
また、そのうちに無理やり飲ませていたミルクも必要なくなり、逆に余った母乳を絞ってとっておけるくらいにまでなりました。
赤ちゃんの体重が順調に増え始めた
その後は、赤ちゃんの体重も標準よりほんの少し軽いくらいのところをキープできるようになり、なんとか成長曲線に沿って増えてくれるようになりました。
生後10ヵ月の現在では、離乳食を食べる量も増えて以前ほど母乳はたくさん飲まなくなりました。完母とまではいかなかったですが、ほとんど母乳で元気に育ってくれています。
生まれてすぐの頃は育児の他の部分でも「完璧にしないといけない」「こうでなければ」と頭が固くなって思いつめてしまっていたのですが、母乳の量が足りないという状況に直面したことで、ある意味、開き直ったのか「元気に育てばなんでもいい」と思えるようになりました。その後も育児家事全般について、適度に肩の力を抜いて自然体で楽しめるようになりました。
私と同じように母乳が出ないことで悩んでいるママたちへ
母乳が出ない、という悩みはほとんどのお母さんにとってショックなことでとても心配かと思います。
ですが、今は粉ミルクも栄養豊富ですし、母乳にこだわりすぎることでお母さんが元気をなくしたり赤ちゃんが育たなかったりするくらいなら、母乳が出るまで、また出なくても積極的にミルクに頼ってもいいのではないでしょうか。(我が家のように、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるとまた少し大変なのですが)
それよりもお母さんと赤ちゃんが元気で毎日を過ごせることのほうがずっと大事なことだと思いますので、どうか私のように悩みすぎず、短い赤ちゃんの時期を楽しんでほしいと思います。
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