ロタ予防接種の間隔は?赤ちゃんの理想的な予防接種スケジュール

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ロタ 予防接種
生まれてすぐ、赤ちゃんへの予防接種の話が入ってきて驚くお母さんも多いでしょう。
しかし、我が子が大きな病気にかからないためにも、計画的に受けさせてあげたいものです。

今回は、予防接種の中でも任意とされるロタウイルスについて、そのスケジュールの組み立て方をアドバイス!
予防接種の間隔や、同時接種しない場合などをご紹介していきます。

なお、ロタの予防接種を受けるかどうか迷っている人は、まずはこちらの記事を読んでおきましょう。
>>ロタの予防接種「受けた方がいい派」と「必要ない派」の意見まとめ

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ロタ予防接種の間隔について

生後2ヶ月以降、赤ちゃんにはたくさんの予防接種の予定が入ってきます。
それらの予防接種には、いつまでに受けたほうがいい、間隔は何日空けなければならない、などスケジュールに関してそれぞれのルールがあります。

◆ロタ予防接種後の間隔

ロタの場合は、「生ワクチン」と呼ばれる種類で、接種後27日は他の予防接種を受けることができません。つまり、4週間後の28日後から次の予防接種の予定を入れることができるんです。4週間って結構長いですよね…

ちなみに、同時期に予防接種が受けられるヒブや肺炎球菌は「不活化ワクチン」と呼ばれる種類で、1週間の間隔(7日後)から次の予防接種を受けられます。

◆ロタ予防接種の接種期限

ロタの予防接種は、接種期限が厳格に定められており、1日でも過ぎたら摂取することができなくなります。
2つあるロタワクチンのそれぞれの予防接種期限をご紹介します。

☆ロタリックス(平成23年11月21日発売)

・1回目:生後6週~20週まで
・2回目:生後10週~24週まで

☆ロタテック(平成24年7月20日発売)

・1回目:生後6週~24週まで
・2回目:生後10週~28週まで
・3回目:生後14週~32週まで

ロタテックの発売で、予防接種期限に少し余裕を持つことができるようになりました。しかし、抗体をつけるまでに3回の予防接種をしなければならないので、なるべく少なく済ませたい人にはロタリックスがおすすめです。(病院によっては、どちらかしか取り扱っていない所も多くあるので注意してください)

なお、どちらのワクチンについても、効果についてはほとんど差はありません。

 

これらのルールの中で、ロタの予防接種について予定を立てなければいけません。
特に乳児の場合は、病気にかかると色々と大変なので、受けられる予防接種はなるべく早く受けるように推奨されています。また、必須の予防接種以外にも、ロタのように任意の予防接種もあるので、スケジュールを管理するお母さんは大混乱!

そこで、次の章では、理想的な予防接種のスケジュールをご紹介します。

 

赤ちゃんの予防接種 ロタを入れた理想的なスケジュールは?

それでは、ロタ以外の予防接種も含め、スケジュール案をご紹介します。
※①②などは、予防接種の1回目・2回目を表しています。

スケジュールのポイント

(1)ロタは接種期間が厳密に決められているので先に済ませるのがベスト
(2)ヒブと肺炎球菌は命に関わることもあるので、優先順位を高くする
(3)百日咳の流行に備え、3ヶ月になったらなるべく早く四種混合を受ける
(4)BCGは集団接種の場合が多いのでスケジュールに注意。6ヶ月までの接種が推奨

【1】とにかく早めに全部接種したい!

できる限り同時接種をして、最短で全ての予防接種をしていくスケジュールです。
ロタが入ってくるので、基本的に28日後に次の予防接種をしていきます。

2ヶ月0週■ロタ①+ヒブ①+肺炎球菌①(+できればB型肝炎①)
3ヶ月0週■ロタ②+ヒブ②+肺炎球菌②+四種混合①(+できればB型肝炎②)
4ヶ月0週■ヒブ③+肺炎球菌③+四種混合②(+ロタが3回摂取の場合はここで)
5ヶ月0週■四種混合③
1週間後■BCG

【2】同時接種をなるべく少なくしたい

最短とまではいきませんが、副反応など赤ちゃんへの負担が心配で少ない同時接種にしたいなら、不活化ワクチンと生ワクチンを交互にうまく接種しましょう。

2ヶ月0週■ヒブ①+肺炎球菌①
2ヶ月1週■ロタ①+B型肝炎①
3ヶ月1週■ヒブ②+肺炎球菌②+四種混合①
3ヶ月2週■ロタ②+B型肝炎②
4ヶ月2週■ヒブ③+肺炎球菌③+四種混合②
以降打てるときに■四種混合③、BCG

【注意】間違ったネットのアドバイスを発見!

赤ちゃん・乳児の予防接種については、検索すれば色々と参考になるサイトが出てきます。しかし、中には「ん?」と思うアドバイスも…。気になったものを書いておきます。

「肺炎球菌の予防接種は熱が出やすいから単独接種がいい」
「肺炎球菌の予防接種は赤ちゃんの負担が大きいため、生後3~4ヶ月以降にしたほうがいい」

これらの意見は、全く間違った意見というわけではありません。しかし、私には接種時期を遅らせて病気にかかるデメリットをあまり考えていないように思います。心配な方は、小児科の先生に聞いてみるといいでしょう。

 

ロタ予防接種を同時接種しない!単独接種したい!

ご紹介したスケジュールは、あくまで「理想的な」スケジュールです。
任意の予防接種を受けるかどうか、同時にどれくらい受けるのか、などは、最終的には親の判断になります。

中には、「一度にたくさんのワクチンを接種するのは怖い!できれば1つずつ接種させてあげたい」と、予防接種に対するイメージを持っている人もいるようです。

確かに、生まれたばかりの我が子に、一度にたくさんの薬(ワクチン)を投与するのに気が引ける気持ちは分かります。副反応も怖いですよね。しかし、予防接種の種類も回数も増えた近年では、任意の予防接種まで受けようと思うと、スケジュール的に同時接種をしないとやりきれないのです。

とはいえ、同時接種については、医学的な話とは別に、お母さんの気持ちの問題もあると思っています。

そこで、赤ちゃんへのワクチン同時接種について、よりつっこんだ内容をこちらにまとめました。気になる方は、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
>>赤ちゃんへのワクチン同時接種の危険性について

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

ロタウイルスの予防接種を含めたスケジュールは組み立てられそうですか?
今回は、あくまで理想的なスケジュールをご紹介しましたが、ご家庭の事情によって理想通りにいかないことのほうが多いと思います。

その場合は、かかりつけの小児科や、地域の相談センターなどで、どのようにするのがよいか相談してみることをおすすめします。

初めてのことで分からないことが多いと思いますが、一人で悩まず、色んな人に相談しながら、赤ちゃんのために最善の方法を探してあげてくださいね。

任意の予防接種だし、受けなくてもいいかな?と迷ったら、こちらの記事を参考にしてください。
>>ロタの予防接種「受けた方がいい派」と「必要ない派」の意見まとめ

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